子どもの体調不良に合わせた栄養素の摂り方

大切な子どもが病気や怪我で苦しむ姿を見るのは胸が締め付けられますよね・・。

しかし、大人がクヨクヨしたところで子どもの体の状態・症状が回復することはありせん。

病院を受診し、薬で回復させる事以外にも栄養面で子どものフォローをしてあげる事が出来るのではないでしょうか?

今回は子どもの体調不良に合わせ栄養素の摂り方を症状別の解説も交えながらお伝えしていきたいと思います。

子どもの体調不良|子どもの状態に合わせた栄養素の摂り方


園や託児所に子どもを預けてある方のほとんどがこのような事で早めのお迎えをお願いされたことがあるのではないでしょうか。

子どもの体調不良|風邪

この風邪というのは様々なウイルスの上気道感染であり、咳や鼻水、発熱頭痛といった症状を引き起こすものとされています。

一部の症状は3週間程継続することもあります。

3週間も続く症状による苦しみから少しでも早く解放してあげたいですよね。

風邪の予防・回復にはタンパク質が有効になります。

なぜ、タンパク質が有効なのかというと、体内にある免疫細胞はタンパク質で出来ているため、タンパク質を積極的に摂ることによって免疫力が高まり、体内に入ってきた病原体を免疫細胞がやっつけてくれるのです。

「風邪予防にはビタミンCじゃ・・?」とお思いの方も多いと思います。

ビタミンCには病原菌と闘う白血球の働きを高めるため風邪予防にはとても有効なのですが、ビタミンCは水溶性の為4~5時間程しか体内に留まることが出来ないのです。

なので、タンパク質と併せてビタミンCを摂ると事で、風邪の予防・回復の効果が高まっていくでしょう。

タンパク質の働きを高めるために亜鉛やビタミンB₁をセットで摂っていきましょう。

また、ビタミンAや葉酸は病原体が最初に接触する鼻や喉の粘膜を丈夫にしてくれるのでこちらもおすすめです。

摂るべき食品としては、豚肉・うなぎ・イワシ・サバ・マグロ・納豆卵・豆腐などがあげられます。

まとめ

風邪の症状には

  • タンパク質を積極的に摂る。
  • タンパク質と併せて亜鉛、ビタミンB₁を摂ることがおすすめ。
  • ビタミンAや葉酸は鼻・喉の粘膜を強くしてくれる。

子どもの体調不良|骨折やけが

骨折には骨の強さも関わってきます。

骨の骨密度が低ければ骨の内部はスカスカな状態になってしまい、骨折しやすくなります。

骨も筋肉や皮膚のように毎日生まれ変わっています。

骨芽細胞によって新しく作られ、破骨細胞によって壊されながら、適切なバランスを保ち、約3年ほどで全身のすべての骨が入れ替わるようにできています。

骨というのは本来カルシウムを貯蔵する場所。

骨自体の構造、つまり「骨組み」はタンパク質できており、そこにリン酸カルシウムが沈着することで成り立っています。

カルシウムをしっかりと貯蔵して強い骨を作るためのも、牛乳や小魚、小松菜などの緑黄色野菜などに含まれるカルシウムとその吸収を高めるビタミンDを一緒に摂ることをおすすめします。

さらに、納豆などに含まれる、ビタミンKがあれば、カルシウムを骨に定着しやすくする効果が期待されます。

骨のまわりには靭帯や筋肉などが取り囲んでおり、骨の働きを支えています。

タンパク質を摂ることでこうした組織の元になりますが、そこで有効なのが必須アミノ酸を含むBCAA(分岐アミノ酸)です。

骨折や怪我をしてしまった時には、必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を摂っていく事で回復が促されます。

摂るべき食品として、牛乳、さくらえび、小松菜、魚、大豆、うなぎ、納豆などがあげられます。

まとめ

骨折やケガの症状には

  • カルシウムとその吸収を高めるビタミンDを一緒に摂る。
  • ビタミンKがあれば、カルシウムを骨に定着しやすくする。
  • 必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を摂っていく。

子どもの体調不良|肥満

近年子どもにも増えてきている肥満。

肥満を解消するためにも欠かせない3つのポイントがあります。

  1. おかずを先に食べる。
  2. 野菜は固めに調理しよく噛んで食べる。
  3. 間食を効果的に摂る。

この3つを取り組むだけでも効果が期待できます。

おかずを先に食べる

肥満の原因の多くは”夕食の食べ過ぎ”が多いのですが無理な食事制限はかえって食べ過ぎを招いてしまう事もあるので食べ方を工夫し、食べて健康に痩せるという事が大事になってきます。

まず、気をつけたいのが食べる順番です。

野菜から食べるのがいいと思われがちですが、先に摂るべきなのは油とタンパク質のあるおかずです。

これらは腹持ちも良く、後から糖質を摂ってもゆっくり吸収されるため血糖値の急上昇が抑えられます。

また脂質は腹持ちも良く、長く満足感を与えるほか、最新の研究では油の中でもとくにオリーブオイルには体重を減らす効果もあることが報告されています。

肥満解消には野菜も欠かせません。

とくに緑黄色野菜やキノコなどをたっぷりと摂ることもおすすめです。

野菜は固めに調理しよく噛んで食べる

ダイエットの効果を高めるコツとして野菜は固めに調理しよく噛んで食べる事も大切です。

野菜を少し硬めに調理することで噛み応えがうまれ、時間をかけてゆっくり食べることにつなげましょう。

間食を効果的に摂る

間食を効果的に摂るという事も大きな効果が期待されます。

どんなに食べ方に注意していても時間がたてばお腹は空いてきますよね。

そんな時は糖質を含むものではなくナッツや食物繊維のおおいキウイ、リンゴなどの果物、もしくはチーズ、卵などが良いでしょう

肥満を防ぐには糖質のコントロールが必要になってきます。

血液中に糖が増えるとその処理の為にインスリンが分泌されます。

いっきに大量の糖質を摂ると、インスリンも多く分泌される事に・・。

インスリンには摂りすぎた糖を脂肪に変え、ため込む働きがあり、血糖値を急上昇させると太りやすくなってしまうのです。

糖質単体のものだといっきに血糖値を高めてしまう「血糖スパイク」の元になります。

糖質の摂り方に注意しながら栄養バランスのある食事を心掛けていきましょう。

摂るべき食品としてはチーズ、ナッツ、ヨーグルト、キノコ類、卵、リンゴ、ブロッコリー、オリーブオイルなどがあげられます。

まとめ

肥満には

  • おかずを先に食べる。
  • 野菜は固めに調理しよく噛んで食べる。
  • 間食を効果的に摂る。

という事を覚えておきましょう。

子どもの体調不良|冷え性

冷え性にも様々なタイプがあり、手足などの末端の冷え、下半身の冷え、内臓の冷えなど、様々です。

冷え性の原因としては、筋肉量の少なさや低血圧、コレステロール値の高さ、ストレスなどが原因で冷え性を引き起こしていることもあります。

速やかに体を温めるには、生姜湯かりん湯などが効果的です。

根本的に冷え性を改善するには毎食タンパク質や乳製品を摂り、積極的に運動する事が欠かせません。

摂るべき食品としては生姜、唐辛子、ネギ、にんにく、豚肉、うなぎ、かつお節、たらこ、牛乳などがあげられます。

まとめ

冷え性には

  • 生姜湯やかりん湯など速やかに体を温める。
  • 積極的に運動を行う。
  • 出来るだけタンパク質や乳製品を多く摂る。

という事を覚えておきましょう。

子どもの体調不良|下痢

この下痢という症状は本来体内に入ってきた毒素や未消化のものを排泄する症状ですが、暴飲暴食や冷え、ストレスなどでも軟便や水様便が出ることもあります。

下痢の症状で水分だけではなくカリウム、ナトリウムが排出されるため、これらを含むスポーツ飲料経口補水液を摂る必要があります。

スポーツ飲料と梅干を併せて摂ることもおすすめです。

下痢の症状がある時の食事も注意が必要です。

最初は消化が良いものをゆっくりと摂っていきましょう。

油を多く含む食品も内臓に負担がかかる為、控えましょう。

下痢を繰り返してしまう場合は日頃から食物繊維や乳酸菌を摂り、腸の状態を整えることを心掛けていきましょう。

ただし食中毒が疑われる場合や症状が長く続く場合は医師に相談しましょう。

摂るべき食品としてはスポーツドリンク、経口補水液、チーズ、ジャガイモバナナ、リンゴ、豆腐などがあげられます。

まとめ

下痢の症状には

  • 消化が良いものをゆっくりと摂る。
  • 油を多く含む食品も内臓に負担がかかる為、控える。
  • 食物繊維や乳酸菌を摂り、腸の状態を整えることを心掛ける。
  • スポーツ飲料や経口補水液でカリウム、ナトリウムも補給。
  • スポーツ飲料と梅干を併せて摂ることもおすすめ。
  • 食中毒が疑われる場合や症状が長く続く場合は医師に相談する。

という事を覚えておきましょう。

子どもの体調不良|便秘

便秘が続くと、腸内に溜まった有害物質が原因で肌荒れなどの症状も現れます。

主な原因として偏食や小食による食物繊維の不足、水分不足、運動不足、ストレスなどで腸の働きが悪くなることが影響しています。

便秘の時に心掛けておきたいのは食物繊維に併せて水分、油もしっかり摂り規則的な排便習慣を持つことです。

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があり両方をバランスよく摂ることが大切です。

適度な油は排便時に潤滑油の役割となりスムーズな排便を促してくれます。

また、善玉菌をい増やすヨーグルトなどの発酵食品やオリゴ糖などを摂ることで便秘解消の効果が期待されます。

摂るべき食品としてはリンゴ、ごぼう、ブロッコリー、ヨーグルト、キノコ、アボカド、納豆、オリーブオイルなどがあげられます。

まとめ

便秘には

  • 偏食や小食にならないようにする。
  • 食物繊維に併せて水分、油もしっかり摂る。
  • 規則的な排便習慣を持つ。
  • 水溶性と不溶性の両方の食物繊維を摂る。
  • ヨーグルトなどの発酵食品やオリゴ糖などを摂る。
  • 食物繊維や乳酸菌を摂り、腸の状態を整えることを心掛ける。

という事を覚えておきましょう。

最後に


体調が優れない時、必要になる栄養素は症状や体の状態によって様々です。

効果が期待されるからと言って1つの栄養素だけを摂るのではなく、栄養素を足すことで、より大きな効果を得ることが期待できます。

栄養素に関する記事はこちらにもありますのでチェックされてください。

スポーツをする子どもに大切な筋肉へのアプローチ

子どもの成長・健康を促す栄養素

中国の諺に「医食同源」(いしょく どうげん)という諺があります。

人の命にとって、食事は医療と同じくらい大切。という意味です。

この諺が栄養の重要性を大いに表していますね。

栄養の知識が増え、食生活が豊かなものになりこの記事をご覧になっている方々が健康で明るい日々を過ごされていくことを願っています。

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