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子どもの成長につれ、ママさんが必ず考える日が訪れる断乳・卒乳。
この記事をご覧になってある方も
「そろそろ授乳は卒業かな…」
「断乳・卒乳の情報が欲しい!」
と、考えてある事だと思います。
今回はそんな断乳・卒乳のベストなタイミングや進め方についてまとめています。
この記事を見ることで、断乳を始める前の準備や取り組み始めた時に起こることを知ることができ、起こってくる変化に余裕をもって対処できるようになります。
この記事を読んで、スムーズに断乳・卒乳に取り組んでいきましょう。
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目次
断乳・卒乳の違い
断乳
子どもの意志ではなく、ママの意図で子どもへの授乳やミルクをやめることを「断乳」と言います。
断乳を考えるきっかけとして離乳食を食べる量が増えてほしい、夜間の睡眠をしっかりとってほしいなど子どもの成長を願う気持ちから断乳を考えられるママさんが多いようです。
卒乳
子ども自身がだんだんおっぱいやミルクを欲しがることがなくなり、自然と離れていくことをいいます。
離乳食をしっかり食べられるようになったり、母乳やミルク以外から十分な水分を摂取できるようになった時に卒乳のタイミングが訪れる事が多いようです。
断乳・卒乳に取り組むタイミングは?
断乳・卒乳をする時のタイミング
私が勤務している園の0歳児クラスの子どものほとんどが1歳~1歳半を迎える前に取り組んであります。
主な要因としては保護者さんの仕事復帰や離乳食による十分な栄養摂取、母乳やミルク以外からの水分摂取が可能になってきたことがあげられます。
「出産・育児に関する実態調査」によると、0〜2歳までの子どもを持つ20代〜40代の既婚女性約2500名のうちの8割以上が「1歳未満で卒乳」したと回答したそうです。
しかし、断乳・卒乳のタイミングに明確な基準は設けられていません。
あくまでも取り組み始める目安として、上記でもあげたような
・離乳食が3回食まで進み、食事から十分な栄養を摂取することができ始めた。
・母乳・ミルク以外から必要量の水分がとれている。
といった事を確認していきましょう。
もし、十分な栄養が摂れており、成長が確認できれば断乳や卒乳に取り組んでも良いでしょうが、十分な栄養が摂れていない、成長が確認されなければ無理に取り組んでいくことはないでしょう。
また、卒乳には子どもへの声かけも大切だといわれていることから、ママの話を理解できるようになってからの方がいいともいわれています。
断乳・卒乳の時期についての情報は様々なものがあり、これといったラインはありませんので、子どもの状態や周りの環境等も考慮しながら取り組んでいくべきだと言えるでしょう。
離乳食に関する記事はこちら
卒乳・断乳への心の準備ができた時
そのことをママをはじめとして、パパも理解しておかなければなりません。
断乳・卒乳は、決してママと子どもだけの問題ではありません。
卒乳するときには、子どももなにかとぐずりやすくなってしまいますから、なるべく普段とは違う刺激を与えて、授乳を忘れてもらうようにすることが大切です。
また、母乳をあげていたママは、ママの方が寂しい気持ちになることも多いです。
断乳・卒乳をした時に起こる変化
卒乳・断乳することで朝まで寝てくれるようになった
絶対とは言えませんが、夜中の授乳がなくなることで夜中に一度も起きることなく寝てくれるようになることも多いようです。
夜中、授乳することがなくなることでママの睡眠時間も自然と長くなってくることでしょう。
子どもの睡眠についてはこちらの記事もチェックされてください♪
ただし、急にやめてしまうと子どもの不安を煽ってしまう事になりかねませんので少しずつ計画的に取り組んでいくことをオススメします。
卒乳・断乳することで寂しさを感じる
母乳育児をしてあるママにとって授乳は赤ちゃんとの大切なスキンシップですよね。
このスキンシップを通して赤ちゃんだけではなくママ自身も安心感や幸福感を感じられることでしょう。
「なんだか、子どもとの繋がりがなくなってしまうような気が…」と寂しくなってしまう方も多いようです。
これはママだけではなく子どもも感じることでしょう。
もし、断乳によって子どもやママ自身が不安や寂しさを感じてしまうようであれば、断乳する時期を伸ばしてもいいのかもしれません。
ネガティブな感情とは逆にポジティブな感情が持てる場合もあります。
授乳によって気分が落ち込むというママは少なからずいるそうです。
授乳自体がママの苦痛になってしまっているのであれば、断乳・卒乳によってポジティブな感情をもちやすくなるでしょう。
子どもは大人が思っている以上に親の感情を肌で感じ取ります。
子どもだけではなく、親も幸せを感じられるような選択肢を選びましょう。
卒乳・断乳を進めていくと乳腺炎になることがある
乳腺炎とは乳房に起こる炎症で、痛みや腫れ、発熱などを来たします。
乳腺炎といっても、実はその原因や発症の仕方、程度には個人差があります。
乳腺炎の主な原因は、母乳のつくられる量と母乳が出ていく量のバランスが悪くなることで起こります。
断乳・卒乳に不安がある場合や乳腺炎になってしまった際は、自分が出産した産科や母乳育児外来を設けている産婦人科、助産院に相談するという方法もあります。
卒乳後の母乳マッサージを行っているところもあるので、できればトラブル回避のため断乳・卒乳前に調べてみることがオススメです。
卒乳・断乳を止めることで飲食物の制限がなくなる
授乳をしている時期に飲み物や食べ物に気を遣ってある方も多いと思います。
この制限がなくなることでママが幸福感を感じられる場面が多くなり、子育ての中でも大らかな気持ちで子どもと接することができるでしょう。
卒乳・断乳をすることで虫歯のリスクが減る
卒乳・断乳することで自由な時間が増える
授乳をする期間が長いと、ママ自身の身体や拘束時間の負担が重く感じてしまう方も多いと思います。
断乳・卒乳をすることでママ自身の身体や拘束時間の負担が軽くなることは事実でしょう。
ただ、授乳の期間を長くとっていくことで、科学的に証明されているデメリットは、実はありませんので覚えておきましょう。
断乳・卒乳の具体的な取り組み方
具体的な取り組み方の例です。
- ゴールとなる卒乳する日を決める。
- 卒乳の絵本を読むなどして、子どもが「おっぱいをやめる」という意識が持てるように少しずつ促していく。
- 1か月前からカレンダーを見せて「このときまでにおっぱいバイバイしようね」と子どもにもゴールとなる卒乳する日を伝え、認識させていく。
- 少しずつ授乳時間を減らし、慣れてきたら授乳回数も減らしていく。
- 「あと○日でおっぱいとバイバイね」と毎日繰り返し伝え、子どもの心の準備ができるようにする。
- 卒乳の日になったら母乳をやめ、おもちゃやお散歩で気を紛らわせる。
計画的に数日に一回ずつなど回数を少しずつ減らしていくやり方をおススメしです。
日程を計画するのでママの負担もが少ないのも特徴です。
卒乳の取り組みのなかには、乳房に絵を描いたり、からしやワサビを塗ったりして子どもが飲めないようにするケースもあります。
しかし、赤ちゃんにとって安心感の象徴ともいえるおっぱいが急に違うものに変わってしまう事で子どもがショックを受けてしまう可能性もあるため、あまりおススメはできません。
断乳・卒乳こんな時は控えましょう
断乳・卒乳を避けた方が良いタイミング
断乳や卒乳のタイミングは子どもを取り巻く環境的な要因によって様々です。
しかし、このような状態の時には断乳・卒乳に取り組むことは避けた方が良いでしょう。
- 引っ越しなどにより周りの環境が大きく変化した時
- 園への入園や、別の園への転園をする時
- 体調が優れず、子どもやママの体調が万全ではない時
ママのおっぱいは赤ちゃんにとって信頼と安らぎの象徴です。
おっぱいには子どもの精神安定剤的な役割もあります。
環境の変化や、情緒不安定になる出来事にかかってしまうと、なかなか卒乳しにくかったり、一度できるようになっても、また戻ってしまうことがあるので、子どもの様子を見ながら、タイミングを計ってみましょう。
子どもにとってはママのことを独り占めできる大切な時間という事を忘れないようにしましょう。
断乳や卒乳を考えるきっかけはそれぞれの家庭の環境によって様々だと思います。
授乳することによる子どもやママに与える良い影響は沢山あります。
子どもがどうしてもおっぱいをほしがる場合は、卒乳を中断することも視野に入れましょう。
強引に卒乳をすすめると、噛みつきや夜泣きなどの原因になる可能性もあります。
断乳・卒乳したら少しずつ離乳食の事も視野に入れていきましょう♪
離乳食に関する記事はこちら↓
ママや子どもにとって最も良いタイミングで断乳や卒乳に臨んでいき、子どもの成長を喜び合える心の余裕をもちながら子どもに寄り添っていきたいですね♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました😊
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