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「あまり母乳が出ていない気が・・」「母乳の量は足りてる?」
授乳をしているあなたも一度は感じたことがあることではないでしょうか?
母乳が出ない原因を理解し、適切に対応していくことで母乳の分泌量は変わってきます。
今回は母乳が出ない原因、そしてその対処法もお伝えしていきます。
この記事を読んで、あなたもぜひ実践をされてみて下さい♪
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目次
母乳が出ない原因として考えられる事・・
母乳が出ない原因・理由は、赤ちゃんの月齢や乳房の状態によって様々です。
しかし、原因を知り、対処していくことで母乳の出は徐々によくなります。
原因となる部分を改善し、正しい授乳のポイントを身に付けましょう♪
母乳が出ない原因①乳首の含ませ方が不正確
母乳が出にくい状況に陥っている原因として乳首が赤ちゃんの口にうまくフィットしていないという事が考えられます。
乳首の先の方のみを赤ちゃんの口に含ませる“浅飲み”は、おっぱいトラブルに繋がり、母乳の出具合をも左右してしまいます。
“深く含ませる”という事を意識し調整してみましょう。
含ませ方が浅いと乳頭が切れる、直径1㎜程度の白い斑点(白斑/はくはん)ができる、おっぱいが詰まる、しこりができるなどのトラブルにも繋がってしまうので注意が必要です。
母乳の出を促す含ませ方
赤ちゃんのお腹とママのお腹を密着させ、赤ちゃんの鼻先が乳首に向くようにします。
赤ちゃんの下あごがおっぱいに寄せられると口が大きく開くのでそのまま乳輪の下の部分がかくれるように深く含ませましょう。
意識する4つのポイント
- 赤ちゃんの鼻がつぶれていないか?
- 舌が下がっている?
- 唇がラッパのように開いているか?
- 下あごが乳房に触れているか?
この4つのことを意識して見てみましょう。
うまく含ませられない時は
(1)抱き方を変えていろいろな角度から吸わせてみる
(2)吸わせられないときは搾乳したものを飲ませる
という事も行ってみましょう。
母乳が出ない原因②授乳のリズムが一定ではない
赤ちゃんがぐっすり眠り授乳間隔が空いてしまう。ママの病気などで授乳ができない。
など授乳のリズムが乱れてしまうと乳房への刺激が少なくなり、母乳の分泌量が減ってしまう要因の一つ。
赤ちゃんの生活リズムを作るためにも、大人の生活リズムも規則正しくすることが欠かせません。
ぜひ、赤ちゃんと一緒にママやパパの生活リズムも見直してみましょう。
赤ちゃんの睡眠のリズムを作るためにはこちらの記事を参考になさってください。
生活リズムを見直すために意識する事
(1)3食しっかりと食事をとる
(2)休息時間の確保
(3)1日2ℓを目安に水分をとる
(4)おっぱいが張っていなくても “泣いたら授乳”を基本にする
(5)3~4時間おきに授乳する
赤ちゃんが起きない時は・・
母乳量を増やすためには乳房への刺激が大切です。
しかし、赤ちゃんが寝ているのを無理に起こし授乳をすることに抵抗がある方もおられるかもしれません。
そんな時は搾乳機で母乳を搾ったり、乳房マッサージを行い、定期的に刺激を与えましょう。
母乳が出ない原因③血液循環の悪さ
母乳はママの血液からできているという事は多くの方がご存知だと思います。
母乳が作られる仕組みとしては、血液が乳房の中の「乳腺(にゅうせん)」にある「乳腺葉(にゅうせんよう)」 という母乳の製造工場に運ばれ、白い母乳へとつくり変えられています。
母乳の元となる血液の循環が悪いと作られる母乳の量が減ることは何となくイメージがつくかと思います。
では、血液循環を良くするためには?
血液の循環を促す生活習慣を
(1)肩まわり、背中をマッサージする
(2)靴下やレッグウオーマーで体の末端も温める
(3)食事は穀物や野菜中心のヘルシーな食生活を心がけてみましょう。
(4)ストレッチや体操など簡単な運動を続ける
血液循環を高めることは母乳の出をよくすることに繋がってきます。
母乳量を増やすにはこちらもおすすめします♪
母乳が出ない原因④食事のバランスの悪さ
「脂っこいものを食べたらおっぱいは詰まる」「カレーや刺激物を食べたらおっぱいは不味くなる」
と思ってある方もいるかと思いますが、実は科学的根拠はないそうです。
食事制限で悩むよりどんどん赤ちゃんに吸わせるという事を多く取り入れましょう。
授乳中の食物の制限はないですが、「和食中心が良い」「色々なものをバランス良く」という事は意識しましょう。
妊娠中にも良く言われていたけれど、和食は日本人に一番合った食べ物なのでしょうね。
母乳が出ない原因⑤乳腺のつまり
乳腺が詰まると乳房の張りや痛みが生じます。
乳腺のつまりが乳腺炎や頭痛を引き起こすこともあります。
おっぱいが詰まることで石のように固まり、熱を持ちはじめます。
熱は全身に回り、節々まで痛くなったりと、いいことはありません。
乳房の張りが出てきた時はまずは乳房をマッサージしてみましょう。
しかし、自分でマッサージしてみるも一向にすっきりしない。
そんな時におすすめしたい事があります。
マッサージ以外のつまり解消方法
乳房の張り、詰まりがある部分に赤ちゃんの舌が来るような形で授乳をしてみましょう。
自分で直接乳房をマッサージするよりも、射乳(母乳が放出されること)を促すオキシトシンの分泌が多くなり、母乳の出が良くなることが期待できます♪
ぜひ、試してみて下さい。
母乳が出ない原因⑥疲れやストレスの多さ
新生児期から2ヶ月ごろは、夜間の授乳、頻回な抱っこやおむつ替えなどで睡眠不足になるママも多く、疲れやストレスが溜まりがち。
3~4ヶ月ごろは赤ちゃんとの生活に慣れてきて、たまった疲れがドッと出る場合もあります。
疲れやストレスは、母乳を押し出すオキシトシンの分泌を止めてしまうことがあり、母乳量に影響も…。
「母乳が足りていないのでは?」と不安になることもあるかと思いますが、その不安や焦りがホルモンバランスを乱し、本当は足りていたはずの母乳が出なくなってしまうということもあります。
母乳で育てる事が一番大切な事ではない
現在の販売されている赤ちゃん用のミルクには赤ちゃんに必要な栄養素がしっかりと含まれてあり、子育て中のママの強い味方になってくれます。
母乳をあげるという行為自体が心理的、身体的な負担になり過ぎないように注意しましょう。
ミルクを上手に利用しましょう。
まとめ
母乳が出ない原因にはこの記事でも述べているように不適切な授乳方法など後天的な理由がほとんどですが、まれにママの体質や病気など、医学的な問題が原因となっている場合もあります。
正しい授乳姿勢と吸着、赤ちゃんのペースに合った授乳時間や回数などで母乳の分泌を促し、それでも分泌量がなかなか増えないときは、かかりつけの産婦人科や母乳外来を受診しましょう。
産婦人科、母乳外来の受診も大切ですが、一番大切な事は子育ての中で生じたトラブルを家族で協力して解決する事だと思います。
一番身近にいる家族、パートナーと一緒に子育てについて話し合う時間を多く設け、家族で一緒に考え、悩みや苦しみを和らげていきましょう。
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